サバイバル
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 90回
- この商品を含むブログ (118件) を見る
結構酷評されてますが、まあ確かにリアリティは求めない方がいい。極限状態の心理描写とかそういう感じじゃないので。ラストも正直ヒドイ。でも、無人島に流れ着いたのが若くて生きのいい男性たちであるにもかかわらず、僻地のタコ部屋みたいなとこで重労働するしかないような、格差社会の底辺にいる人間ばかりなので誰も何も生産できず事態がまったく進展しないというところにはリアリティを感じます。