熊本２日目
昨年曾祖母が亡くなって、祖母はひとり暮らしです。昨年長男（私の叔父ね）主導で家を建て替えてから初めて行きましたが・・・。ひどい有り様です。以下、身内の恥。
もともとあった平屋の家は昔ながらの田舎の家で、広くはないけど親戚みんなが集まれる広間があって、縁側があって、台所はもともとは土間だったので一段下がってて、不便だけどすごく愛着があったんです。それを取り壊して新築ですよ。注文建築ですよ。結構お金をかけた*1と聞きましたが、叔父の後妻とどうもふたりで決めたんだろうなあという日本風ではない外観。仏壇のある畳の間は12畳あるけどあとは全部洋室で、無駄に天然木の腰壁があったりするけどセンスがいいとはとても言えない。つーか、センスのいい人ならカーテンが窓より短い寸足らずで平気なわけがない。お風呂がジェットバス（←老人向けじゃないだろう）なのも、トイレの便座が自動開閉で便器の中がライトで照らされるのも小鳥のさえずりが流れてくるのも意味がわからない。
あとキッチンがＩＨになってたけど、私も使ったことがないのでわからないけど*2慣れないと火加減がむずかしいらしく、あんなに料理上手だったばあちゃんが「卵焼きもようしきらん」とどんどん楽しみが減ってる様子。ＩＨはお年寄りにも安全だと言われてるけど、何十年もやってきた段取りが変わってしまうなると対応しきれないよね。料理って体が覚えるもんだし。
叔母（母の妹）から聞くと、長男は一緒に住んでるわけではなく、年に数回帰省するだけ。なのにいない間も「家を汚すな」だの「テレビは主電源で切れ」だの「直射日光が当たるからこのカーテンは開けるな」だのいろいろ指示されてるらしい。
なんかばあちゃんが姑の世話からようやく解放されたのに今度は長男の影に怯えて暮らし、ご近所からも親戚からも*3孤立していくことが不憫でたまらない・・・。
冷たい言い方になるけど、結局育て方を失敗したんだと思ってしまう。そしてその血は脈々と受け継がれてる（苦笑）
