pandalzen

 酒とパンダとごはんとコドモ。無理せずラクに、まいにちのくらし。

いい夢見させてもらったよ

転ばぬ先の杖、と言いますか、諸事情によりここ1年ほど安い中古の家を探していたのです。ええ、多額のローンが残っているにもかかわらず、です。そして何軒か見た中でも「これは!」と思う物件ととうとう遭遇してしまいました。
築38年、4軒長屋の南東角地。元店舗ということですが水まわりは改装済みで傷みも比較的少なく、また昭和レトロなつくりがかなりツボで、このガラスブロックとかたまりません・・・!
費用もなんとかギリギリ捻出できそうだったので、協議の結果、購入を決めました。それが先週の日曜日の話です。そして本契約を明日に控えた今日この日。
・・・キャンセルさせていただきました。
購入申込書を交わしただけで手付金などは払ってなかったので、実質的な損害は出ていないんですが、一応商談中ということで物件はストップしてもらってたし、明日の本契約で売主さんにも来てもらう段取りをしてもらってたので、それを直前にキャンセルというのは人としてどうなん?という所業ではあります。当然担当者もご立腹で、「今から売主さんに頭下げて回りますっ」と言われました。ああごめんなさい・・・。
購入を決めてしばらくは、「あの壁をぶち抜いて床も張り替えて・・・店舗スペースを改装して週末だけカフェか雑貨屋とかやる!?」などと妄想がふくらみ、かなり気分が盛り上がりました。でも昨日ふと、「今手持ちの資金を吐き出してしまったら、たとえば車ぶつけたりして急な出費が必要になったらどうしよう?」などということが今さらながら心配になり、楽しい妄想がみるみるしぼんでいったのです。それにそんな家の改装に時間もお金もかけるなら、自分の家をなんとかする(家具を買い換えるとか、繰上げ返済をするとか)のが先やろ!と・・・。
そういうことがあって、今回担当者には多大な迷惑をかけることにはなってしまったけど、本気で買う決意をしたおかげで見えてきたものもたくさんありました。自分の中の優先順位がクリアになった気がするので苦しんだけど少しはよかったかな・・・。
とりあえずしばらくはおとなしくしとこう・・・。