pandalzen

 酒とパンダとごはんとコドモ。無理せずラクに、まいにちのくらし。

ブタがいた教室

仕事がひと段落ついたので、思い切って午後半休を取って久々にひとりで映画を観てきました。で、観たのがこれ・・・。十数年前に大阪府北部の小学校で実際にあった話の映画化です。主演は妻夫木くん。新任教師役がはまってました。
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豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日

豚のPちゃんと32人の小学生―命の授業900日

小学校の新任教師が、子どもたちに命の大切さを学ばせようと、6年生のクラスで豚を飼って育てて最後に食べようと提案する。世話をしていく中で豚の「Pちゃん」は子どもたちにとって家畜ではなくペット、「仲間」になり、食べることがかわいそうだという声があがる。しかし卒業を控え、Pちゃんをどうするのがいいか、クラス全員で何度も話し合う・・・。
「殺すのはかわいそうだから次の学年に引き継いでもらう」「でも自分たちで最後まで責任を持った方がいい」「豚肉は食べられるのにPちゃんだけ食べないのは差別だ」「命の長さは誰にも決められない」など、子どもたちから出るたくさんの意見。実は脚本ではこのシーンは白紙になっていて、出演した子どもたちが豚の飼育を通して実際に考えて話したものなのだそう。・・・圧倒されます。
結局この問題に正解はないのだろうけど、葛藤し、涙を流し、真剣に命と向き合った体験こそが、文字通り子どもたちの血肉になるのだろうと感じました。