pandalzen

 酒とパンダとごはんとコドモ。無理せずラクに、まいにちのくらし。

お役所仕事

県庁の星

県庁の星

文字が少なく行間にゆとりがあり、さっくり読める娯楽ものです。しかし映画では「スーパーを牛耳ってるパートの二宮さん」を柴咲コウが演じていましたが、アマゾンのレビューにもあったようにどう考えても渡辺えり子がハマりそう。
主人公のエリート公務員が民間で浮きまくって通用しない様はかなりわかりやすく描かれてます。それなのに最後は理解しあって店を変えていくというのは少し都合が良すぎる気がしました。個人的には彼よりも二宮さん(40代バツイチ、20歳の息子と二人暮らし)のちゃきちゃきした表面の下にある不器用なところや、主人公との関わりも通して少しずつ変わろうとする様子に心を打たれました。通勤途中の読み物としては最適です。