pandalzen

 酒とパンダとごはんとコドモ。無理せずラクに、まいにちのくらし。

しみじみ

予定日はジミー・ペイジ

予定日はジミー・ペイジ

フィクションとは思えない、リアルな妊娠小説です。喜びだけではない戸惑いや、夫や昔の恋人に対する複雑な感情の描写が淡々と綴られている感じが、いつもながらすとん、と落ちて気持ちいい。角田さんは家族との間にある確執というか、家族だからこそ拭い去れない感情のねじれみたいなものを描くのが本当に巧いなあ。