pandalzen

 酒とパンダとごはんとコドモ。無理せずラクに、まいにちのくらし。

14歳の母

ドラマ観てます?今季のドラマの中ではかなりきちんと観ようと思ってたものにも関わらず、なぜかうっかり忘れていたり、録画がうまくできていなかったりでまともに観たのは第2話くらい。
で、その中で主人公(志田未来)が、妊娠してしまったことを母親(田中美佐子)に打ち明けたとき、「どうしてそんな・・・」と問い詰められ、「好きな人がいるの・・・(間)、だから赤ちゃんができたの」と返すシーンがありました。大人ならわかりますよね、この間。でもこれを観ていたという小学5年生の女の子が、「好きになっただけでも赤ちゃんができるの!?」と聞いてきました。「そんなはずないやん」と言うと、「でもその前の回でも抱き合ってただけやったで?」と。1話を観ていないので何とも言えませんが、確かに直接的な描写はされてなかったかもしれません。なので「それはドラマだから全部を映像にしてないだけで、実際に性行為をしたから妊娠したんだよ」と言っておきました。彼女の疑問からも推測できますが、小学生でも「好きになっただけでは妊娠しない」ということを知っているのです(それも正しい知識ではなく、マンガやテレビなどのメディアによって)。なのに、描かれていない場面は自分で想像することもできない、このアンバランスさ。
とりあえず納得した彼女でしたが、今度は「じゃあうちは私と、弟が二人いるから、お父さんとお母さんは3回したってこと!?」と。・・・それにはコメントできません(苦笑)。しかし心配なのは、その子が「小学生でも妊娠していいの?」と聞くので「妊娠することはできるけど、赤ちゃんを産んでちゃんと育てられるの?」と返すと、「ムリムリ!お母さんに育ててもらう〜」と言ったこと。性教育ってまずそういう意識から伝えていかないといけないんだけどね・・・。
メディアリテラシー(情報を読み解く力)の教育が必要だなあとつくづく感じます。メディアの情報って「嘘」じゃなくても、都合の悪い部分を省いたり、一部分だけを拡大したものも多いので(「○○は健康にいい」と毎日のように言ってる番組とか)それを正しく理解して利用することは大人でも難しいからね。持っている情報と実体験にはかなりの開きがあるようです。